新築時に太陽光発電を付けた方がお得

もし、家に「太陽光発電システム」を設置しようと思っているなら、新築の方が幾分か得かもしれません。
今回は、どうして新築で設置する方が得なのか、その利点についていくつか紹介します。
まずは最初に注目すべくは「施工費用」の安さです。

既存住宅に後付けで設置する場合は、屋根の形状によっては太陽光発電モジュールを取り付ける際に、新しく部品を取り付ける必要があるかもしれないからです。

しかし、新築なら屋根の形状はモジュールに合わせられるので、その心配が要りません。
それに設置工事を行う際にも雨漏りなど工事中に起こりうるトラブルを最低限に抑えられる可能性もあります。

そして屋根の建設と設置工事を同時に行えるので、後付けと違って作業の足場を組む必要がなく、その足場の費用を抑えられます。なので、その分だけで安くなるのです。

次の利点としては、屋根に合わせて好きな太陽光モジュールを選べることです。例えば、あるメーカーが出している太陽光モジュールは一枚板ではなく、屋根瓦として使える「瓦一体型」のモジュールがあります。

しかし、この様な変わったモジュールとなると、すでに屋根の形が決まっている既存住宅に取り付けるのは難しい場合もあります。さらに新築なら屋根の形状を気にすることなく設置できる上に、角度も最も発電効率が良いとされる30°前後にすることもできます。

最後の利点としては、パワーコンディショナーが設置できる場所が確保しやすい点です。既存住宅になると太陽光発電を前提にしていない場合もあるので、パワーコンディショナーは室内の限られた場所か、もしくは外に設置するしかありません。

ですが、新築では間取りに合わせてパワーコンディショナーの設置場所を決められますし、最初から好きな場所に置けます。

これらの点をまとめると、新築の方が太陽光発電システムを導入する時に利点が多い事になります。また見た目は当然ですが、モジュールや屋根の角度については、設置した後の発電効率に大きく関わるので、選択肢が多いの大きな利点と言えるでしょう。

光熱費が安くなるのか

アナタは太陽光発電の「余剰電力買取制度」を知っているでしょうか。これは2009年11月1日より行われている制度で、家庭や事業所で発生する太陽光発電で余った電力である「余剰電力」を、一定の値段で買い取ることを電気事業者に義務付けています。この余った電力である「余剰電力」を売ることを「売電」と言い、この「売電」の値段は住宅と非住宅では違いがあります。

まず住宅と非住宅の違いを説明します。そもそも「太陽光発電システム」を導入すると、電気代を含めて色々な事が得だと言われています。その中でも特に生活に必要な光熱費が安くなるのは、多くの人が知っているでしょう。

ですが、具体的に太陽光発電システムがある場合と、ない場合では光熱費にいくら位の「差」が出るのか。今回は、そんな太陽光発電システムを導入した場合の光熱費について分かりやすく説明します。

まず太陽光発電システムの特徴として、先に紹介した「売電」があります。この「売電」とは文字通り電気を売ることで、太陽光発電システムでは自宅で使用する電気を作るのは勿論ですが、あまった電気が売れるのです。

この電気を買い取ってくれるのは電力会社であり、自宅でパソコンやテレビを使いながら電力会社が売れるのです。では、ここで太陽光発電システムを使っていない一般住宅を使って、年間に掛かる光熱費を計算してみましょう。

計算に使うのは標準的人数の四人家族として、その家族が使う平均的な金額で説明します。まず晩春から初夏の5月にかけて電気代が9千8百円、ガス代は八千円で合計1万7千8百円、つぎに暑さが厳しい8月に電気代が1万5千5百円、ガス代は7千円で合計2万2千5百円になります。

そして、年末の12月では電気代は2万1千円、ガス代1万5千円で合計が3万6千円になります。この二つから平均して2万5千5百円が光熱費として必要なのが分かります。それでは、ここに「太陽光発電システム」を取り入れ、さらにキッチンや湯沸かしを自動でしてくれるオール電化住宅「エコキュート」を採用している家庭で計算してみましょう。

そうなると、5月では本来の支払い金額は7千円ですが、売れる電気が380kWで1万3百円ほどあったので3千円の得、さらに8月では1万1千5百円ですが、売れる電気が195kWで5千3百円あったので支払う額は6千2百円、年末12月では1万3千8百円では売れる電気が180kWで4千9百円なので支払う金額は8千9百円になります。

これを合計して平均を出すと月額で光熱費は3千円ほどになります。先に出した一般家庭と比べると、この差は2万円以上になります。この説明で太陽光発電システムを使った場合の光熱費の安さを分かってもらえたでしょうか。